現地調査に訪れ、呼び鈴を押す前に、家の周りを一周。まだ家内間取りも、置きたい場所も聞いていないのだが・・・・難易度が高そう・・・・とビビる。
軒が低く、かつ長かったり・・・・。後付けの木造車庫に外壁が覆われていたり・・・・。
中に入って間取りと居住動線をお聞きし・・・・・。それならば、ここに置くのがベターでしょ、という場所には冷蔵庫が鎮座。それは施主様も了解済で、こっちの勝手口を潰して床にして冷蔵庫を移動する、という。
しかしその先が次の難問。調理シンクの上には出窓が横たわり、その上には吊り棚もあって、壁が無い!!!。
ここ寒冷地ですから、古い家は寒い寒い。それでこのお宅では廊下にビニール等で何枚もの隔壁が作られておりました。暖気を拡散させない工夫ですね。ここまでして寒さを防いでいるのなら、と暖房優先で、切り捨てるものを提案申し上げます。
「吊り棚一枚犠牲にしましょ」
つまり棚を扉一枚分撤去して、そこに排気管を抜こうという作戦です。
問題なく提案は了承されましたが・・・・・外に回ってみると、何とその位置には、二階暖房用のガス管が横切っている!!。
使って無い、ということでしたが。後でまた使うことになるかもしれず、とりあえず配管を残したまま、ちょっと逃げれば抜けそうでした。
で、こんな排気管経路になりました。右側は木造の後付け車庫なので左側に逃がします。
内部吊り棚はこんな状況に
多少の犠牲や、レイアウトの変更が強いられましたが・・・・無事燃えてくれてます。
全館、とは行きませんが。これで2ないし3部屋暖かく過ごせるはずです。廊下の仕切り隔壁も、ちょっとは削減できそう・・・かな。