「家が完成したからストーブ設置お願いします」
了解すぐに段取ります、と言えない。仕事が山積しているのだ。
だが、ノンビリはしてられない、優先度は上げなければならない。だって現場は標高1200mの鶏頂高原なのだよ。
10月7日に都合つけて工事に向かえば、紅葉の色付きが始まっていた。(もう霜降りているかも・・・・やべえ)
屋根工事の際に煙突トップと屋根は貫通してあったので、ちょっと手間がかかるのは、ロフトとなっている二階の床を抜くことと床と天井のカバーを3枚付けることだ。
その作業より気を使ったのは、施主さまがユーチューブにアップする、ということで後ろでカメラが回っていたことだ。
変に緊張しますなあ・・・・・・(^_^;)。
意識してもしょうがないので、何時ものペースで職人の次元と作業をすすめる。
あ!二人のお聴き苦しい会話はなるべくカットしてくださいね、とお願い。
で、こんなふうに納まりました。
ちょっと失敗だったのは、トップを付けに行った時に、ストーブ炉台の形状変更を提案して、それがその通りになっていたのだが。床が当初より高くなったから断熱煙突が一本入らなくなってしまって・・・・・。
資材費的には安くなるのだが、躯体への熱ダメージは配慮せねばならなくなった。ま、露出している部分だし、後フォローが必要になっても難しくない部分ではある。
↑二重からシングルになる部分が壁に近く、ここの熱対策(ヒートシールド追加)が必要になるかもしれない。
ストーブはカナダ・パシフィックエネジー社のTN20 と言います。欧米の輸入ストーブというとまあ、通常では40-60万円というのがボリュームゾーンなんですが。これは鋼板のストーブとは言え、内部の耐火レンガが使われ外板も対流式というか二重構造でして。それが上代198000円とコスパ抜群なんですね。
見た目が・・・という見栄を気にしない方。天板料理も含め、ストーブなんか使い倒してナンボ、という方お薦めの薪ストーブです。