古来の石貼り蔵の仕上げに習って、漆喰化粧仕上げとした。
ストーブは裏山の間伐材杉が大量に準備されていたのと、作業場ですので即暖性が高いほうが良い、とMOKI MD-80を選択されました。
今はもう採掘していない地元の「板橋石」石積み工法ではなく、木造の躯体の外部に楔で貼っていく工法のため厚みが7cmほどしかない。そのため積み上げることが難しく。再利用・・・・・には知恵を使うことになった。
棟木の下に入っていた家紋石。職人の手作り品だから、二枚とも寸法が違う。壁石も微妙にサイズが全部違う!。昔の職人はどうしてこれで建家が作れるのか???呆れた。家紋らしく見栄の良い位置に鎮座させることにした。
漆喰で目地部分を仕上げて、施主様も大喜びでした。薪ストーブ、外構、左官、石貼り 全てこなす当社ならではの炉台となりました。
古の石工のノミ跡残る石に、我々現代の職人が手を加え、まさに施主様宅のレガシー遺産が完成いたしました。