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霧降高原ペンションに2部屋同時に暖房できるペレットストーブ設置

昨年日本初上陸、エデルカミン社の「KIKKA PLUS」

当社も注目の一台で、すぐに展示機に加えました。どこが「注目」なのかというと通常の温風タイプは、正面から温風が出ます。このストーブも同じなのですが。加えて背面にもう一系統温風ダクトが付いているんです。

間取りの制約はありますが、居間と二階寝室・居間と隣の部屋・リビング側とキッチン側・・・・・等々二部屋同時に暖房が出来るんです。当然片方だけ、という切り替えも可能です。またマイコンの設定を変えれば、二系統の割合(どっちかを強めにする)ということもできます。

温風ダクトが見えてしまうと、少々煩いですので、新築の際壁内に通しておくとスマートになります。それなので新築案件での採用が増えるのでは・・・・という目論見でしたが、当社第一号は後付け案件でした。

霧降高原のペンション「ポンドテェイル」様 ご採用です。彼の地はマイナス10度になる寒冷地。加えて食堂も広く、ファンヒーターを5台も使っておられました。加えて二階の客室の廊下も広く長い。食堂と二階廊下を同時に温められれば、ファンヒーターの石油節約になるのでは、加えて食事時に炎がサービスできる、との考えでした。

まさにこのストーブにピッタリの状況ですね。

 

二階廊下床から温風を吹き出すの図

 

見た目は少々悪くなりますが、少しでも温風を冷まさず二階に送るために、アルミ保温チューブを巻いております。

その分排気管は背面抜きとして少しでも煩くないようにしました。

というのは半分嘘です。

排気管と温風ダクト、二本取り回す必要がありました。通常の排気管だけなら、筋交い間柱など構造体を逃げることは簡単なんですが・・・・・・。そちらを優先すれば、今度は温風ダクトが、天井や二階床の構造体にぶつかってしまって・・・・・・こちらを通せば、あちらが立たず・・・・・後付け案件の頭を悩ませる処なんです。

正直言いますと、これまでのペレットストーブ工事で最長の2時間近く。排気管と温風ダクトのよりベターな配管設計は何処か、というのを現場で悩みました。通常ペレットストーブの設置は半日ですが、こちらは最初から丸一日の予定だったんです。だからこれも想定内、と言えるんですが・・・・・・・老化しつつある頭を最大限使って、当初予定になかった背面抜き、でどうにか折り合いをつけることができました。

「火入れ式」なんて良く言いますが・・・・ペレットストーブで、榊・お神酒・清め塩が用意されていたのは・・・・初めてかも・・・。

食堂に立派な「アイキャッチ」暖炉ができました。

温風が2系統ない「KIKKA」というストーブも3万円安でございます。スタイリュッシュなので通常のスタンドアロンのストーブとして使ってもオシャレですね。

施工データ
設置機種:KIKKA PLUS
炉  台:
煙  突: