リフォーム工事には関わっておりませんが。
完成したので取付てくれ、と呼ばれた日。内部を見て「なるほど」と思ったのです。
下見に行った時、黒く煤けた梁材がむき出しになっておりました。これをコンシャス、というリフォームも間違いではないでしょう。しかしこのお宅は、完成してみると、ほんの一部だけ昔の梁材が覗いているだけでした。
「ここを見ろ」という見せたい方もいるかもしれませんが。あくまで使い勝手優先リフォーム。しかし使えるレガシー建具などはさり気に使う。肩肘張らない「クールな」リフォームでした。
そうした方が選んだのが、ペレットストーブでした。実は息子さん御夫妻は薪ストーブを使用中とか。
試運転しますと「炎が綺麗」と御夫婦で喜んでいただきました。
「冬が来るのが楽しみになるね」
カッコよりも何よりも、今後の夫婦二人の生活が、穏やかに過ごせそう、そんなイメージを想像させるリフォーム現場でした。