薪ストーブ設置にあたってストーブ屋が頭を使うのは、大きく分けて
①本体と煙突のレイアウト設計
②機種の選択
時にこのふたつが絡み合うこともあります。
後付けになりますが、今回の依頼主の条件は
1 別荘的使い方をしている。冬はほとんど滞在しない。晩秋と早春使いたい。
2 カラマツを薪として用意している。
3 平屋で、部屋はすべて畳敷である。
4 コストは抑えたい。
意向としては、玄関スペースに「MOKI」製ストーブを置きたい、ということでした。
現地調査にお邪魔して、内外見せていただいて・・・・・お客様の判断がベストと賛同いたしました。
モキストーブは、鉄板製なので直ぐに温まりますし(別荘だと重要)、カラマツ等の薪の熱耐性も強いです。畳を床材に替えたり、遮熱壁や炉台など造作すれば、それだけでまた数十万円出費が増えますし。ストーブがあると部屋が狭くなります。広めの玄関スペースに、衝立型遮熱壁キットを「置くだけ」としたほうが良い。
「見た目」「カッコ」等は二の次で、お客様のニーズと予算にあったレイアウトと機種だと思いました。
遮熱壁セットは、モキ製作所の製品。
床が二重構造+二面立ち上がりのコーナー用が84,000円
立ち上がり1面の平面セットが68,000円。
炉台を作ろうと思えば、こちらの方が安く上がるでしょうね。屋根の穴あけから本体設置まで一日で完了です。